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中小企業社長のための”生産性向上をはかる人材戦略”

第3章 人件費の無駄遣い状態を引起す悪弊

悪弊はマンネリの中に隠れている

 人件費の無駄遣い状態を引き起こす悪弊(生産性を阻害する悪弊)とはどんなことなのかについて触れて見ます。そしてこの悪弊もいい働きかけによって解消する道が見えてきます。

■人は馴染んだ環境が変化をすることを好まない一面をもっている

 生産性の低い状態を高い状態に改善することは、“今までの状態から変化すること”が必要であり、労力や気力や時間を要します。

 安泰に慣れきった組織に於いては、“今までの状態から変化すること”は、骨が折れる・面倒・疲れる・リスクがある・・・と感じたり、更には“未経験の生産性の高い仕事の状態というのは今の仕事よりきつくなるのではないか”という懸念が先にたって、労働強化だの改悪だのという気持ちが沸き起こり不安になってきます。そうすると今が一番いいということになって、所謂保守的になり新しい環境を拒否する感情が生まれます。

 変化を拒否する為に、“和を以って尊しとす”という美辞麗句を盾に、挑戦や切磋琢磨を寄せ付けず、現状の心地よい環境を変えてなるものかとばかり、安泰優先・事なかれ第一・保身大事の環境を維持しようとする力学が強く働きます。

 現状から抜け出そうとする果敢な人物が現れると、“協調性がない”“和を乱す”などという理屈で組織ぐるみで足を引っ張って安泰を保とうとすることも珍しくはない現象です。

■反面、人は環境に馴染みやすい面も持っている

 “朱に交われば赤くなる”
人は環境に慣れっこになってしまうと、それが当り前・普通・心地良い・ずっとこのままでいたいという境地になります。

 組織が甘いと、すぐにその甘さに慣れっこになってしまいます。生産性の低い・マンネリの会社風土に陥ってしまいます。

 逆に、(“甘い”という言葉の反対の“厳しい”という言葉を使うなら、)組織が厳しくても厳しい組織に馴染んでしまうと、その厳しさが当たり前になってしまいます。生産性の高い・緊張感あふれる活性化した会社風土への変貌です。

 人は、甘い組織にも、厳しい組織にも、馴染んでしまうという特性を持っているようです。同じ馴染むにしても、甘いと厳しいでは底力には雲泥の差があることは言うまでもありませんが。

 厳しい環境から甘い環境には放っておけばいとも簡単に馴染んでしまいますが、甘い環境から厳しい環境に馴染むのは一筋縄ではいかないのが難点。何らかの働きかけが必要になるようです。

■働きかけがないと、人は中々現状から抜け出そうとはしない

 「どの組織にも積極的に行動できる人はいる。その内に馴染んでくる人が現れてくる。だから特段の働きかけなど必要とは思えないのだが」
確かに仰る通り積極的に行動できる人はいます。しかしそんな人は、2-6-2の法則で云えば、上位2というところでしょう。

 上位2の社員は黙っていても現状から抜け出すために考え・行動をすることが出来るでしょうが、厄介なことに中位の6と下位の2の社員には、その内に馴染んでくることは期待できない。会社からの効果的な働きかけがないと中々動こうとはしないでしょう。

 「そうは言ってもいくら働きかけても2-6-2の状況は変わらないのだから、やるのは無駄ではないのか?」と言われそうですが、それは違います。 2-6-2の構成を変えようというのではなく、各層のレベルアップを図るわけです。だから葬り去るのは早過ぎます。

 中位の6と下位の2の社員は、すぐに前向きに挑戦しようという動きにはならなくても、心理としては集団から遅れをとることには極度の恐怖を抱きます。ビリにはなりたくない。だからビリにならないように力を出そうとします。

 会社の働きかけによって、挑戦に向かって動き始める社員がでてくると、傍観者を決め込んでいた社員に“遅れてはまずい”という気持ちが沸き起こり、仲間から落ちこぼれないようにという横並び心理が刺激され皆が一斉に動き出します。
いい方向に“朱に交わって赤くなる”瞬間です。

 人・組織の生産性向上のために改革に手を付ける。最初は抵抗が強くて中々動こうとはしないのが通例。ぶれずに社員に挑戦を期待し行動の変化を促し続ける。そうすると不思議な事にその内に動くようになり、挑戦する環境に慣れてきます。そしてその環境が当たり前になります。心地よくなります。組織は活性化し生産性は上がります。

 前よりも社員・組織の底力が上がったわけです。
以前の2‐6‐2よりは、各層の底力がついた状態での2‐6‐2ということになり、人・組織の活力や生産性は底上げされた状態になったわけです。

 一度生産性の高い環境への変化を経験した社員・組織は、競合他社に打ち勝っていける行動がとれます。次に経営環境が変わってもその変化に柔軟に適応できるでしょう。
経営環境の変化を乗り越え更に強い人材・強い組織へとスパイラル的に成長を遂げて行くことが出来ます。
会社の持続的な発展の基盤が出来たわけです。

■対策~効果的な働きかけは何か?~

 効果的な働きかけについて3つの面からアプローチをします。
1つ:個人への働きかけ
2つ:組織への働きかけ
3つ:社員が“プライドをもつ”ことへの働きかけ

詳しいことは、各々第4章、第5章、第6章で述べます。

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