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アサーティブの魅力~仕事推進力~

 営利活動を究極の目的とし、効率のいい仕事・生産性の高い仕事を社員一人ひとりに期待する企業にとって、アサーティブの効用は一体何なのでしょうか?

 何はさておき先ず挙げたい最大の効用は、“仕事の推進力がある”ということです。
上司と部下のコミュニケーションの改善ができ、仕事の推進に大いなる効果を発揮します。そして上司と部下の関係をより良いものに変える事ができます。

 アサーティブには“仕事を今よりはいい状態で前進させる力”があります。それも“相手のモチベーションを落とすことなく”。 
アサーティブコミュニケーションの活用によって、部下のモチベーションを落とすことなく、部下の考えや行動に変化をもたらします。部下もOK、上司もOKの状態を実現することができます。上司も部下も双方満足な状態で仕事を前に進めることができます。自分の計画通りに課全体の業務を遂行することができます。

特に効果を発揮する状況は?

 上司と部下、チームリーダーとメンバー、先輩から後輩への指導、OJT場面 など

上司と部下の例を挙げて見てみましょう。
【自分の考えに自信を持って仕事に取り組んでいる部下。課長は、部下が自分の考えに拘り過ぎて仕事の効率が悪く、課全体の進捗に悪影響を及ぼすと懸念しているが、部下の自主性を尊重し2~3日間様子を見ることとした。課長から見たら状況の好転はなく3日が経過した。】

 A課長の対応:このままでは課全体の進捗に支障を来すと見て、管理職の権限を行使して強権的に自分の描いたやり方を指示して部下を動かし、結果的には課全体の進捗の妨げになるのを回避する事ができた。ただ何故強権的に指示するのかという説明が不十分だったため、部下は納得性が低いまま動くことは動いたが、モチベーションはガタ落ち。

 B課長の対応:このままでは困るから効率改善を部下に注意をしたいところだが、ここで注意をすれば部下から反発されるかも知れない、あるいは自信をもって仕事をしている部下がヤル気を失くしてしまうのではないか、と懸念して中々注意ができない。そんな自分にイライラしている。

A課長の場合は、課長OK、部下Not OK。

B課長の場合は、課長Not OK、部下OK。という状況です。

アサーティブコミュニケーションの技法により、課長OK、部下OK の状態を実現することができます。

 A課長の対応の場合、部下が全てモチベーションを低下させるとは限らず、部下が納得すれば何の問題はありません。コミュニケーションの量が多ければ解決するというものでしょうか? 部下がどんなときに納得するのか・しないのか、部下の気持ちを計ることは簡単なことではありません。モチベーションを落とさなければラッキー、落とせばアンラッキーという状態では、部下マネジメントしては困ります。

 部下の納得性が低ければ、仕事はやらされ感でやることとなり一時的には結果を伴っても良好な結果を出し続けることはできません。モチベーションが伴わなければ言われたことしかやらなくなり、仕事の質の向上は望めません。

 アサーティブコミュニケーションの技法を活用する事で、部下の納得性を高めて、課長の希望する方向に動いてくれるようにできます。

北風と太陽

 「北風と太陽」のイソップ童話では、強くビューっと吹きつけた北風は旅人の上着を脱がせることはできませんでした。太陽はポカポカと暖かく照らし旅人の上着を脱がせることができました。
謂わば、暖かくポカポカと照らす方法がアサーティブコミュニケーションの技法ということができるでしょう。

 B課長の対応の場合、注意ができないままズルズルと日常が過ぎ去り、課の統制がとれなくなります。また課の成果も出せなくなります。

 部下は自分では頑張っていると確信して仕事をやってはいるが、課長からすれば独善的だと言えます。課長が毅然と注意をしなければ独善を改めることはないでしょう。毅然とした注意ができない課長のもとでは部下は育ちません。しかし毅然として注意をすれば必ず部下が納得するというものでもないでしょう。どんな場合に納得するのでしょうか?

 アサーティブコミュニケーションの技法を活用することで、課長自身が躊躇することなく注意をする事ができるようになり、課長自身のフラストレーションが解消できます。そして部下のモチベーションを落とさないで言うべきことを言えるようになり、部下の成長を図ることができるようになります。

何故このような力がアサーティブにあるのか?

 歴史から垣間見ることができるのではないかと筆者は考えます。

 そもそもアサーティブなコミュニケーションは、アメリカで1950年代に心理療法の一つである行動療法から生まれ、1960~70年代にかけての黒人差別撤廃運動、女性差別解放運動で非暴力的活動を主張する人々の人権擁護運動の思想と理論を土台として培われてきました。

 謂わば、心理学をベースに、武器を持って対抗するのではなく非暴力的な思想と行動によって人権を獲得していったその歴史が物語る様に、アサーティブコミュニケーションの力の大きなひとつは“自他を尊重し、今よりは良い方向に物事を前に進める力”といえるでしょう。 
 
アサーティブとは?

そもそもアサーティブとは何でしょうか?
アサーティブジャパンの資料から見てみます。

 「アサーティブ(Assertive)」の訳語は、「自己主張すること」。
しかし、アサーティブであることは、自分の意見を押し通すことではありません。自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなく、誠実に、率直に、対等に表現することを意味します。
言い換えれば、「自分も相手も大切にした、誠実で対等、率直なコミュニケーションの理論と方法」です。(出典:特定非営利活動法人アサーティブジャパン ホームページ、及び研修用テキストから抜粋)
アサーティブジャパンはこちら

★今回は、「相手のモチベーションを落とさずに、仕事を前進させるアサーティブの力」についてご紹介しました。

次回は、アサーティブが目標管理の活性化に非常に効果がある、ということについてご紹介したいと思います。
お楽しみに。
2015年4月1日

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