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整然としたところに人は惹かれます
**この記事は、主に日常的に直接従業員と接している社長向けのものです。**
コロナ禍の今、感染予防対策のレビューと従業員のヤル気向上を同時に試みて、他との差別化を図りませんか? そのためのとっておき情報をご紹介します。
一石二鳥のアプローチ~固定客を失わない為、従業員のヤル気を低下させない為に
コロナ禍での最大の経営的な目的は、固定客を失わないことではないでしょうか。
固定客が離れていく理由には、従業員の感染予防行動が大きく影響します。
お客様が “ぞんざいだな”と感じれば、そのお店から離れていきます。
逆に”キチンとしていて安心・気持ちがいい”と感じれば、そのお店にリピートします。それどころかぞんざいなお店から離れたお客様を取込むことも可能です。
コロナ禍で社長の苦悩は基より、従業員の士気も低下しがちです。
万全であると自信を持っている感染予防対策がマンネリ化しない様に従業員と一緒にレビューを行なうことを通じて、従業員のヤル気を引き出すとっておきの手法があります。
以下次の順に読んで頂ければ全体把握ができますが、肝心な部分を先にご紹介します。
固定客を失わず、加えて他店から逃げた人を取込む
具体的にどうするの?
効果的な聞き方
社長の接し方を変えてみる(肝心な部分)
一石二鳥のもう一鳥~他との差別化
社長の接し方を変えてみる
従業員の熟練度に応じて、従業員一人ひとりへの聞き方を変えます。
ベテラン、中堅、初任者のように大括りに分けて、接し方を変えるわけです。
ベテランからは、俯瞰的な視点からの意見を聞きたいものです。
例えば、社長の立場になったらどう思うか?などの質問を投げかけます。
これは従業員のキャリアを尊重した形であり、従業員のプライドを満足させる効果が有ります。
社長が感心する答えが返って来る可能性があります。もし感心する程の答えではなかった場合でも、従業員自身が“もっと考えなければ社長の期待に応えられない”と思って啓発される効果が期待できます。
ベテラン従業員が技能だけで満足して日々を過ごしている状態ではなく、もっと幅広い視点で仕事をするように成長するキッカケとなります。
中堅からは、日々の仕事を進める上で最適だと思う事を聞き出したいものです。
例えば、仕事が良く分かっているあなたから見た時にどんなやり方が一番いいと思うか?などの質問をします。
中堅は、問題点を挙げる力は備わってる筈ですので、問題点に対する解決法まで聞く事ができれば成功です。もし問題点は挙げられても、解決策まで挙げられなかったならば、「どうしたらいいと思うか2~3日中に聞かせてくれ」と言って待ちます。
社長の人材育成行動です。これによって、その従業員は“今後は解決策まで考えないといけないんだ”と気づき、仕事の幅が広がる事が期待できます。
初任者は、まだ覚える事が多くて自分の仕事をこなすことで精一杯な状態であることが多いために、自身に特化した質問の方が、意見を引き出しやすいです。
例えば、仕事が分かっている範囲で全然構わないから、ウチの会社のコロナ感染予防対策について、あなたの正直な気持ちを聞かせてくれないか?とう具合に質問します。
初任者は、“初任であるにもかかわらず、社長は耳を傾けてくれた”となれば、モチベーションは上がります。
これを行う理由:固定客を失わず、加えて他店から逃げた人を取込む
コロナ禍での商売。感染予防対策には細心の注意を払っている事と思いますが、顧客視点から見ると、違いが表れています。
食べ物を包む袋に手を突っ込んで袋を開けるお店、食品を包むときはポリエチレンの手袋を嵌め、会計の時にはそれを外してレジを打つお店。食品を包むときもレジを打つときも手袋を嵌めっぱなしのお店等々。
従業員を顧客からの感染から守るという面も大切です。一方顧客からすれば、多くの顧客に接しているお店の従業員の行動によって自分が感染しない様にと考え、従業員には顧客目線での販売行動が強く望まれます。
“キチンとしていて安心”と感じれば、固定客は離れてはいきません。それに加えてぞんざいなお店から離れたお客様が集まって来ることにもなり得ます。
具体的にどうするの?
現状の我が社の感染予防対策、従業員の感染予防行動がどうなっているか、改善すべき点は無いか等について、従業員一人ひとりに社長が直接に聞くことです。
その時に、従業員視点と顧客視点からの両面で聞くことが肝心です。
従業員が安心して働ける対策であるか、又商品の受け渡しやレジでの行動が、顧客に“キチンとしているな”と思って貰えるかどうか、という視点から聞きます。
効果的な聞き方
しゃっちょこばって考える事ではなくて単純に従業員から意見を聞く事でしょ!
仰る通り。その結果、従業員も安心して働ける満足状態になって、従業員の顧客対応にも現れ固定客が減らない状態になれば万歳です。
しかし、そうならなかった場合、どうしたらいいのでしょうか?
ここで、一石二鳥の内の一鳥を狙います。
社長に日頃の思いの丈を話す事が出来た、社長は耳を傾けて自分の思いを聞いてくれた、という満足感を従業員が感じるような聞き方をすることです。それが従業員のヤル気を高めることに綱がります。
その為には、どのようにすればいいか?
社長の接し方を変えてみる。頭の部分をご参照ください。
一石二鳥のもう一鳥~他との差別化
出された意見・解決策を改善に反映して行くだけですが、従業員の気持ちをお客様の感性の一つだとして、大事に扱ったらいいと思います。従業員率直な気持ちは、会社の対応の仕方に有益なヒントになることと思われます。
お客様は、会社に忖度する必要はなく純粋に“安心な買い物・安心な飲食ができる”お店を選びます。
予防対策面で、従業員の一人ひとりが自ら考えていれば行き届いた振舞いになります。単に言われた事、決められた事をやって居るだけの店と比べて、大きな差別化になります。
この差別化を造り出すのは、社長のリーダーシップに他なりません。
“感染予防対策はどこでも似たり寄ったりのことをやっているわけだから、同じようにやっていれば問題ない”としてスルーしないで取り組むからこそ、従業員の日々の接客行動が質の高いものになって行き、他との差別化となって表れます。
二次効果
日々の業務指導や従業員からの相談に、ベテラン・中堅・初任者ということを意識して、それぞれに向き合うことそのものがそれぞれの従業員の育成に繋がり、従業員の力量の底上げができます。そして従業員個々の満足度も高まります。
この従業員の力量の底上げ、従業員満足度の向上こそ、強い会社の根本要素です。
これこそ本質的な他社との差別化であり、会社の更なる成長に繋がります。
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